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委託販売とセットで覚えておきたいのが、受託販売の仕訳です。
委託販売は代理店に商品の販売をお願いする場合の処理でしたが、受託販売は商品の販売をお願いされた代理店側の処理となります。
受託販売のポイントは商品を販売しても、すぐには売上収益として計上しないことです。それはあくまで代理として販売している商品にしかすぎないからです。
売上の代わりに受託販売という勘定科目を用います。
大阪商店は京都商店より販売を委託された商品10個(販売価格\5,000)のうち、本日6個を販売し、代金は掛けとした。そのため当社はただちに売上計算書を作成し、委託者に送付した。当社は販売手数料として、販売価額の20%を受け取ることになっている。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
売掛金 | 30,000 | 受託販売 受取手数料 |
24,000 6,000 |
「代金は掛けとした」とあるので、借方の科目は売掛金となります。
貸方には、売上の代わりに受託販売を用いましょう。
また、商品を代わりに販売したので、代理店は手数料を受け取ることができます。受取手数料である\5,000×6個×20%=\6,000となりますので、\30,000−\6,000=\24,000を受託販売として処理しましょう。
委託販売と受託販売はその流れと共に、その仕訳でしか用いられない勘定科目もありますので、まとめて整理しておきましょう。
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