超特急 簿記合格 > 簿記入門トレーニング> 建物の修繕
建物の価値をさらに高める修繕で改良を伴うものを資本的支出と言います。
一方で、建物の古くなった箇所の定期的な修理などは現状を維持するための支出となるので、収益的支出と呼ばれます。
簿記2級の試験では、収益的支出と資本的支出を混ぜた問題がよく出題されます。
当期首に建物の修繕を行い、代金\1,000は小切手を振り出して支払った。なお、このうち\400は建物を延長するための改良と見なされた。また、修繕引当金の残高は\100であった。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
建物 修繕引当金 修繕費 |
400 100 500 |
当座預金 | 1,000 |
「\400は建物を延長するための改良と見なされた」とあるので、建物の価値を高めるための修繕(資本的支出)と見なされたわけですね。ということで、この\400は建物として、固定資産の取得原価に加算します。
収益的支出としての修繕費は\1000−\400=\600となるわけですが、修繕引当金がありますね。まずは引当金から取り崩すのが基本なので、\600−\100=\500の残額分が修繕費として支払う分になります。
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